将棋で勝つ条件は1つ!!将棋を指すための基本ルール その2

初心者向け
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皆さんこんにちは!!筆者の五号です!!

「将棋の概要、駒の動かし方が分かる!!」「でもどうすれば勝てるか分からない??」

と悩んでいる将棋初心者はいませんか?

ズバリ!! 将棋で勝つ条件は相手の王将を詰みにすることです!!

また言い換えると相手の王将の逃げ道を無くすことです!!

「詰みって何??」、「どうやって逃げ道を無くすの??」

と思われるので、将棋歴13年の筆者が詳しく解説します。

 この記事で分かること

それでは各項目へどうぞ。

(駒の動かし方が分からない方は「こちらの記事」どうぞ)

王手:次に王将を取る手

「王手」とは?

A. 次の手番で王将を取れる手のこと

図は桂馬で王手をかけた例で、次に相手玉を取ることができます。

(王と玉は、ほぼ同じ役割をします。)

将棋は王を取られると負けになるので、

王手をかけられたら必ず防がなければなりません。

防ぐ方法は、次の3つのどれかです。

  1. 王手をかけている駒を取る
  2. 王将が駒の利きから逃げる
  3. 合い駒を打つ

①王手をかけている駒を取る

王手の防ぎ方:1つ目

王手している駒を取ること

下の図は、王手してきた桂馬を歩兵で取っています。

王手している駒がいなくなれば、次に玉は取られません。

②王将が駒の利きから逃げる

王手の防ぎ方:2つ目

王手している駒の利きから、玉が自ら逃げる

図では、玉が桂馬の移動範囲から逃げています。

桂馬の利きから外れる(逃げる)ことで、玉が取られなくなります。

③合い駒を打つ

王手の防ぎ方:3つ目

王手していると王の間に合い駒をする

下の例は、王手した香車に対して、歩を打って合い駒したところです。

香車の利きが遮断され、玉が取られなくなっています。

ちなみに、盤上の駒を移動して合い駒しても問題ありません!!

詰み:何をしても、次に王将が取れる状態

「詰み」とは?

A. 何をしても次に必ず王将が取れる状態のこと

つまり、防ぐことができない王手なのです。

また、どこへ動いても王将が取られるため王の逃げ場が無い状態とも言えます。

この状態になると勝負が決着し、対局終了となります。

すなわち将棋における勝利とは、相手の王将を詰ますことを意味します。

では、詰みの一例を見てみましょう。

下図は、5二に金を打った局面です。

玉の移動場所は5箇所あり、玉で金を取るか、赤矢印の場所に動くことになります。

ただし玉が動くと?…
  1.  玉で金を取る → 歩で玉が取られる
  2.  玉が赤矢印の場所に動く → 金で玉が取られる

このように、次の手番で玉は必ず取られます。

将棋で勝つ秘訣は、相手よりも早く「詰み」を目指すことです。

詰将棋:玉を詰ますパズルゲーム

「詰将棋」とは?

A. 連続王手で玉を詰ますパズルゲーム

ルールは次の通りです。

詰将棋のルール
  • 駒があらかじめ配置されている
  • 攻め方は連続王手で詰ます
  • 攻め方は最短手数で詰ます
  • 玉方は最善(最長手数)で逃げる
  • 玉方の駒は、盤上の駒と攻め方の持ち駒以外の全て
  • 玉方は無駄な合い駒をしない
  • その他のルールは普通の将棋と同じ

ルールは、最初から全て覚える必要はありません!!

実際に詰将棋を解いていると、自然と身に着きます。

また詰将棋を解くと、次のメリットがあります。

詰将棋を解くメリット
  • 詰みの基本形を覚えられる
  • 読みの力がつく
  • 読みが正確になる
  • 駒の利きが見やすくなる

というわけで、簡単な例題から見てみます。

詰将棋の例題

上画像は、攻め方:5三歩、玉方:5一玉、持ち駒:金の局面です。(局面:盤面の状況)

この局面で、持ち駒の金を5二に打つと玉が詰みます。(正解図

例題は1手指すと玉が詰んだので、「1手詰め」の問題になります。

詰将棋では、攻め方→玉方→攻め方…と指すので、手数は奇数になります。

詰将棋の問題(3問)

1手詰めの問題を3問出題します。

ヒントもありますので、気軽に解いてみてください。

第1問 (ヒント:銀だけで玉の逃げ場を無くすには?)

第2問 (ヒント:玉を1一まで逃がさないためには?)

第3問 (ヒント:桂馬は他の駒を飛び越えられる)

正解は、用語集の下のこちらになります。

用語集

用語意味
王手をかける王手すること
利き駒の移動範囲
合い駒王手をかけた駒の利きに入り、王手を遮る駒
打つ持ち駒をマス目に置くこと
手数指し手の数
指し手指した手のこと
攻め方詰将棋の詰ます側
玉方詰将棋の詰まされる側
局面盤面の状況

詰将棋解答

第1問: 5二銀打

銀を5二に打つことで逃げ場がありません。

第2問: 1三飛

1三に飛車を打つことで、1一玉が逃げられなくなります。

第3問: 2三桂

桂馬で王手すると、玉はどこにも動けません。

  • 持ち駒を打つ場所に、同じ種類の駒の利きがある時は「○○(駒)打」と表します。
    (第1問:5二に銀を打つときは、5三に銀の利きがあるため「5二銀打」となります)
  • 玉が動けない時に桂馬で詰ますことを「吊るし桂」と言います。
    (第3問:1一の玉は動くことができず、桂馬の王手が詰みになります。)

まとめ:将棋は相手の王将を詰ませば勝ち!!

まとめ
  • 将棋で勝つ条件:王将を詰ますこと
  • 王手:次に王将を取る手
    詰み:何をしても次に王将が取れる状態
    詰将棋:玉を詰ますパズルゲーム

将棋における勝ちは王を詰ますだけであり、持ち駒や盤上の駒の数は関係ありません。

(極端な話、駒が2枚だけでも詰むことがあります。)

つまり、そこから将棋の戦略性や面白さが生まれるのです!!

厳密には、詰み以外にも勝敗が決まるルールがありますが、別の記事で紹介いたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

終わりで~す。

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